パナマシティ滞在 壱
パナマといえばやはりタックスヘイブン,脱税,パナマペーパーである.
(友達に聞くと皆こう答えた.)
そんなとにかくお金のイメージであるが.
実際に行ってみると意外とそうでもなかった.
僕が使った空港はパナマシティにある二つの国際空港のうちの地味な方である,
パナマパシフィコ国際空港だった.
知る人ぞ知る,スーパーマーケットよりも小さい空港である.
実際着いてみると本当に小さかった.
(Wi-Fiがなかったために写真どころじゃなかったので写真は割愛する.)
そこからUberで宿まで向かったのだが、その決断は間違いだったのである.
ここで念を押したいのが,絶対にパナマシティでUberを使うことは避けるべきであるということである.
片道$40かかった.
表示価格は9ドルだったために油断をしてしまった.
空港利用料から始り乗車時間でめちゃくちゃ追加料金を食らった.
絶対に使わない方がいい.
そんな大金をはらってしまったわけであるが,運転手のおじさんはいろんなことを教えてくれたので,まあ必要経費として諦めた.
いろいろあって宿に到着したのは夜の21時.
レセプションで手続きをしている際に,レセプションのお兄ちゃんが
「いっしょに一服しようか」と聞いてくれた.いいやつである.
その日はスーパーのハンバーガーで夕食を済ませ,翌日のプランニングに使ってしまった.
ちなみに,今回使った宿は一泊$10.
パナマでは通貨がドルなため全体的な物価は近くの国と比べると少し高いのである.
パナマ二日目はとりあえずパナマ食を食べて有名なパナマ運河をみることにした.
パナマの典型的な料理は非常に日本人好みの味である.
物価が高いと聞いてある程度覚悟しつつも最初は外さないためにもしっかりと観光客向けのレストランに入った.
ジュース込みで$16.
高え.
ただやっぱり金を払っただけはあってとてもおいしかった,
写真中央の米はチャーハンのような味付けで,
その左横に写っている肉と一緒に食べると非常に美味だった.
写真右手前のスープも出汁が効いていて大変美味しかった.
他は普通.
その後向かったのはミラフローレス閘門.
閘門と書いて「こうもん」と読むのである.一生使うことがない漢字の一つである.
バスで向かったのだが,このバスがまたなかなかハイテクなのである.
日本のように運転手にお金を払うのではなく,
あらかじめパスモのようなカードにチャージをし,
それを入り口のディズニーのエントランスのようなものにかざし,
乗車ができる仕組みなのだ.
バスに揺られること30分,乗換駅に到着.
パナマシティのバス網はかなり発達しているようで,基本的にバスを捕まえて
中心のAlbrookという駅まで行けば大抵の場所なら行けるのである.
ここからミラフローレス行きのバスに乗り換えて20分,
ついにミラフローレス閘門に到着.
ここが有名なパナマ運河なのだと思うとかなり感慨深かった.
というのも,僕は結構歴史が好きで,世界史の教科書で見たことがある建物を
目の前にするとかなり興奮してしまうのである.
「人類最大の偉業」とも言われるパナマ運河,目の前にすると意外と微妙だった.
かなりの観光地なためか,お金の匂いがしすぎてあまり好きになれなかった.
どちらかというとこの横にある施設で,パナマ運河の博物館がある.
そっちの方が断然面白かった.
パナマ運河が世界で初めてコンクリートをメインに建築を始めたらしい.
地味な展示.
博物館でこの情報の質はいかがなものか.
あまりの衝撃にブレてしまった.
ブレブレの博物館
彼らによれば,パナマ運河の通過貨物量における世界2位の国は日本らしい.
さらに2年連続.
本当か疑わしかったのでググってみた.
すると確かにそのようだった.
個人的にはかなり満足ができた.
パナマシティ,すごくいい.