イスラムヘレス自転車旅行
今回本当に思ったのはカンクンはマジで何もない。
日本と同じ環境で常夏のビーチを楽しみたいのならばカンクン旅行もいいのかも
しれないけれど、
なため、人も多いし治安も悪い。さらにとにかく物価が高い。
タコス一枚の値段なんてメリダの2倍近くする。
味は超絶普通。
全てが観光地価格なため、多分メキシコのスーパーとかを利用しないと
あり得ないくらい出費がかさんでしまうと思う。
そんなカンクン、取り柄が一つもないわけではない。
ここは本当に良かった。
行き方は至って簡単で、バスならばR-6、タクシーならば運転手の
おっちゃんに
「イスラムヘレスに行きたい」
と伝えれば、出発する場所にもよるけれど大体ダウンタウンから
300円ほどでフェリー乗り場まで送ってくれる。
もっと小さめのボートみたいなので連れて行かれると思ってたので
ラッキーだった。
乗り心地も意外とまとも。
往復で約1,800円ほどだったのだけれど、チケットは一枚しか渡されず
帰りもそのチケットを見せてフェリーに乗るため、
チケットをもしなくした場合はもう一度お金を払わなくてはいけないという...
乗車時間は20分ほどでイスラムヘレスに到着する。
ついた瞬間にまず水が違った。
ついた瞬間に圧巻の海。
これはフェリー乗り場から歩いて5分ほどの反対岸の海だったので少し
岩場が多かった。
でも見てる分にはすごく綺麗で良かった。
イスラムヘレスはとにかく小さい島で、半日で一周することも不可能ではないという
話は昔から聞いていた。
そこで今回は自転車をレンタルして島を周遊してみた。
夕方17時までで1台約900円。安い。
同じ名前のお店が2つあって、片方は自転車のメンテナンスをメインに
行う場所のようだった。
ちなみに横の店はボブマーリーが好きそうな変なお店だった
自転車を借りていざ出発。目指すは島の南の果て、"Punta Sur"。
移動は全てGoProで動画で収めた。
かなりいい。
海沿いに舗装された道があるため、自転車でも全然苦じゃない。
普通のメキシコの街だと舗装されてても段差があり得ないくらいあったり、
車を運転している人が思いやりがなかったりで、自転車を漕ぐのは命がけ。
その点イスラムヘレスは落ち着いてゆったり走っていても、走っている車は
ゴルフカートと警察と原付くらいなので、
相当な運転をしない限りは死なないはず。
自転車を走らせて1時間ほどで南端の"Punta Sur"に到着。
寄り道したり途中でタバコ吸ったりしたのに1時間って...
写真にも写っているように下に降りて海を間近で見れる。
(とにかく綺麗)
警察もおらず、とりあえずここで一緒に旅をしていた友人と一杯やった。
最高だった。
その後はまた自転車を走らせてビーチを探すことに。
イスラムヘレスには半島があり、そちら側の方が波が落ち着いていて
肌を焼いたりビーチで一杯やったりするならそっちに行くべきだと思った。
自転車を走らせること20分ほどでビーチエリアに到着。
がっかりしたのがほとんどがホテルのプライベートビーチで、入れないことは
ないんだけど、そもそもホテルを横切れないのでビーチにたどり着けない。
5分ほど走らせて "Playa de tiburon"なるビーチエリアに到着。
入場料も駐車場代もなく、ただ簡単に横切れるようにしてくれているようだった。
駐車場のおじちゃんに気持ちばかりのチップを渡して入場。
ビーチに入ったらすぐに最高のビーチが目に入った。
"Playa de tiburon"から入ってホテル街に向かって歩くと未開の秘境がたくさんあるようだった。
大音量で音楽を流してるクルーザーが目の前を通ったりしたけど、
それも1時間に2~3隻ほどなのでそれほど気にならなかった。
(流れてた曲はSkrillexだった、今時聞いてるやついるんだ)
結局ここで飲みながら食べながらタバコ吸いながらで2時間ほど滞在した。
時間を忘れるくらい静かでいい場所だった。
その後は自転車のレンタルの時間が17:00までだったので17:30頃に
返却時間に遅れないようにビーチを出発した。
帰りは行きよりものんびり走って結局自転車屋に着いたのは18:30頃だった。
店員さんに
「遅れてごめんね、この島が最高すぎて時間を忘れてしまったよ。」
というと、延滞料を二人で300円にしてくれた。
(本当は1,000円くらい)
いいやつだった。
英語も喋れるようだったけれど、多分スペイン語で会話をした方が足元を見られて
ぼったくられることも少ないと思う。
帰りのフェリーも結構遅い時間まであるようで、
自転車を返してすぐにカンクンまで戻ってくることができた。
カンクンに滞在する目的でカンクンに行くのは正直お金がもったいないのかも。
日本と同じ環境を揃えてビーチを楽しみたいのならば話は別だけれど、
高級ホテルに泊まるお金があるならば、少しセーブしてこういうところで
自由気ままに遊んでみるのもいいなと思った。
(シンプルに高級ホテルに泊まる金がない)