地獄
こっちに来て一週間が経った。
はっきり言って地獄である。
地獄なポイントは以下にまとめる。
- 飯がまずい
- 暑い
- バカみたいな飲み方
- プール
まずは1. 飯がまずい。について。
文字の通りとにかく飯がまずい。
すげえ「これも食べなよ!」みたいな感じで進められる料理から飲み物、そしてお菓子に到るまで悉くまずい。
どうしたらこんなにまずくできるのかが気になるくらいまずい。
メキシコの料理の特徴としてまず調味料のレパートリーがあるのだと思う。
なんというかメキシコ料理はそもそも味が無に等しい、そうして無味の食材にメキシコの方々は調味料を加えて味の変化を楽しんでいるのであるが、
その味のレパートリーが酸っぱいor辛いの二択しかない。
しかもその酸っぱいというのがまあレモンの酸っぱさなのだが、とにかくメキシコの方々は何にでもこいつらをかける。
読んだ感じでは美味しそうかと思うかもしれないが、とにかく飽きる。
ひどい時なんてマンゴーに七味唐辛子のようなスパイスとレモンをかけて食べさせられた。きつい。
次に2.暑い
あほみてえに暑い。
多分あほなんだけど暑すぎる。日中は基本36~38度で雨が降ることも少々。
めちゃくちゃジメジメした蒸し風呂のような日々も多々ある。
偶然サウナの話になって「サウナ行ったことある?」みたいな質問をしたら
「そんなもん必要ねえ。」
とアタオカワイルドな返答がきた。そういう話じゃないねん。
さらにはメキシコのレストランは基本的にドレスコードがあり、これは大衆的な料理店を含む全てのレストランが該当するため、屋台以外には長いパンツを履いていかなくてはならない。
これがまあ地獄。そして注文は辛い料理。
これはもう飛行機で25時間で来れる阿鼻地獄。
(*阿鼻地獄とは地獄の中でも一番きつい地獄で着くまでに2000年かかる。)
3.バカみたいな飲み方
読んで字のごとく飲み方がバカ。
この一週間でおよそテキーラの瓶が15本ほど空き瓶になっているほか、ビールも10箱以上ダースが消費されている。
そして今日こうして私がパソコンをいじっているこの時間にも庭のプールでは昼の3時からパーティーが開催されている。
このパーティーこそが地獄たる所以なのかもしれない。
4.プール
この忌々しい三文字。私は泳げない、しかしどいつもこいつもプールに誘ってくる。
なぜそんなにプールが好きなのか。
薬品も何も使っていないためプールは日に日に濁っていく。しかし誰もそんなことは気にしない。とにかく飛び込むのだ。
これが本当にきつい。
しかも中で相撲のようなゲームをして負けた奴がテキーラをショットで飲むといういかれっぷり。
もはや清々しい。
あと1ヶ月もすればまともな生活ができると信じて今日もこれからパーティーへと向かう。
これは渋谷。